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ローマの人々

 2001年、「日本におけるイタリア年」企画の一環として始まった「イタリア国際映画祭」も、今年で5回目。これまで1回も見に行ったことがなかったけれど、今年は思い切って『ローマの人々』(2003年/エットレ・スカラ監督)を見に行った。ローマには2年間住んでいたので、風景を眺めたり人々の話し方を聴くだけでも十分楽しめるのではないかと思ったのだ。
 ストーリーはこれといってなく、ローマで暮らすいろいろな人たちの生活の断片を、少しずつ紹介していく。奥さんが作ったお弁当を手に、早朝仕事に出かける男性は、実はずいぶん前に職を失っていて、そのことを奥さんに言えずにいる。レストランの厨房で料理をしているのも皿洗いをしているのも、できた料理を客に運ぶのもアフリカ系の外国人。そのレストランで食事をする年老いた父親とその息子。父は実はアルツハイマーが進行していて、家に帰れなくなったこともあるが、毒舌は健在で、息子をやきもきさせる。恋人がいながら別の男性と恋に落ちてしまった娘が、「彼が悪いんじゃないの! ただ……私があの人と出会ってしまっただけなの!」「彼には言えないわ! 言えるはずないわ! だって、彼には私がすべてなのよ!」と大げさにわめき続ける。彼女の義姉(アフリカ出身)は、即座に携帯で娘の恋人に電話。「好きな人ができたんだって!」と伝えてしまう……。このさばさばした性格の義姉が、とても魅力的だった。
 なじみのある風景が多くて、懐かしかった。語尾を切って短くしてしまう、ローマの人独特のしゃべり方も懐かしかった。ラスト、トレビの泉の近くで男性2名が交わすあいさつは、「チャオ、ペ」「チャオ、ピ」。ペはペッピーノ、ピはピエトロだろうか?(ファビオはファ、パオロはパだから……。)映画祭中、唯一行ける時間帯の映画が、この映画で本当によかった。
 字幕翻訳を担当したのは、いたばし国際絵本翻訳大賞、イタリア語部門の審査員でもある、関口英子さん。
 平日の午前中というのに、満席ではなかったとはいえ、いっぱい入っていて、改めて日本人はイタリアが好きなんだなあ~と感じた。そういえば、前日の「題名のない音楽界」で、「行きたい国」の第1位に選ばれていたっけ。

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