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ミュージック・オブ・ハート

 夫が友人と駆け落ちしてしまい、2人の子どもを養うためにロベルタがやっと見つけた仕事は、ハーレムにある公立の学校の子どもたちにヴァイオリンを教えることだった。最初は誰一人言うことを聞かず、ロベルタは戸惑いながら、「ヴァイオリンは難しいけれど、練習すれば誰でも弾けるようになる」と、厳しいレッスンを基礎から続けていく。その一方でロベルタの長男ニックは荒れ、学校ではけんか、家ではロベルタに反抗的な態度を示す。ニックは母が父を追い出したのだと思い込んでいたのだ。
 10年の歳月が流れ、ロベルタのヴァイオリン・クラスは抽選をしなければ入れないほど人気のクラスになっていた。それにもかかわらず、市の教育委員会が課外教育の予算をカットすることになり、今学期でヴァイオリン・クラスは打ち切りになることが決まった。「わたしはあきらめない!」ロベルタは友人のつてでマスコミに訴える。有名ヴァイオリニストの協力も得て、救済コンサートを開くことになる。
 ロベルタのレッスンは厳しい。ふざけている子、ヴァイオリンを大事にしない子には「レッスンを受ける資格はない。もう来なくていい」と容赦ない。「ヘタクソ!」口も悪い。ほとんど予備知識なく、楽しく遊びながらヴァイオリンを身につけていく話かと思い込んでいたので、この教師像は意外だった。けれど、楽器をひとつものにするには努力が必要なのは当たり前なことだし、努力して身につけたものは誇りに感じるし、大事にするはず。タイプは違うけれど、ドラマ「女王の教室」のヒロイン、阿久津真矢に通じるものがあるかもしれない。
 アイザック・スターン、アーノルド・スタインハート、イツァーク・パールマン、マーク・オコーナー、ジョシュア・ベルといった著名なヴァイオリニストが実名で出演している。ロベルタが最初に教えた生徒の中に脚の悪い女の子がいて、「わたしは脚が悪くてきちんと立てないから、ヴァイオリンは無理」というと、「あきらめないで」とイツァーク・パールマンの名前を出す。実は昨日、地下鉄の中で「イツァーク・パールマン・ヴァイオリン・リサイタル」の広告を見かけていたので、運命的なものを感じた。リサイタル、聴きに行こうかな……。
 『ミュージック・オブ・ハート』の公式サイトはこちら


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