フォト

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2006年7月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年8月

千利休

オンライン書店ビーケーワン:千利休
『千利休』(清原なつの作/本の雑誌社)

 1年半くらい前に購入したものを、今さらのように読了。登場人物が多く、注も多く、おまけに厚くて重いので、読み進めるのは少々きつかったのですが、おかげで「戦国時代の男たちにとっての茶の湯は、現代のゴルフみたいなもの?」ということがなんとなくわかりました。能の衣装はもともとは戦国武将のお下がりだと聞いたこともありますし、まあ、興味深い時代だったようですね(でも、やたらと首を切り落としてさらす時代は、二度と来て欲しくありません)。日本史の知識がもっとあれば、より深く楽しめたかと思います。お国訛りで話す戦国武将たちが、なんともおかしい。
 清原なつのさんのまんがは昔から好きで、単行本は、ぶ~けコミックスの1冊をのぞいて、全部持っていました。昔の作品が早川から文庫になっていることを知り、本の雑誌社から単行本未収録作品集が2冊出ていることもわかりました。買わねば!

フラッシュ

オンライン書店ビーケーワン:フラッシュ
『フラッシュ』(カール・ハイアセン作/千葉茂樹訳/理論社)

 カジノ船を沈めてしまった父さんが、警察に捕まってしまった。面会に行ったぼくは、カジノ船が海に汚水を垂れ流していることを知らされ、父さんの名誉のため、正義のため、真実を告発しようと決意する。
 主人公のノアに協力してくれる、カジノ船の元バーテンダー、シェリーや、ノアやその妹、アビーをひそかに見守り、守ってくれる謎の老海賊など、大人たちがいい。ノアの父、ペインは感情先行型で、正義のためならまっしぐら。母、ドナは、そんな夫にときどきついていけなくなる、生真面目な女性。まあ、これはこれでいいカップルかも。
 そういえば、ハイアセンは『ホー』(千葉茂樹訳/理論社)でも環境問題を扱っていたっけ。

世界はおわらない

オンライン書店ビーケーワン:世界はおわらない
『世界はおわらない』(ジェラルディン・マコックラン作/金原瑞人・段木 ちひろ訳/主婦の友社)

 旧約聖書に出てくる「ノアの方舟」をモチーフにした物語。主な語り手は、聖書には登場しない、ノアの娘、ティムナ。ノアの妻や息子の嫁たちも登場する。
 父ノアは絶対君主のようだし、長兄セムはノアのコピーのよう。ハムは少し陰が薄く、末っ子のヤフェトは親友を方舟に乗せることができず、見殺しにしてしまったことを悩む。方舟の中は動物たちのにおいで臭く、動物をたくさん乗せた方舟で40日間過ごしたら、当然こうなるだろうということが描かれている。聖書に疎い私は、聖書にノアの妻の名前も、息子の嫁たちの名前も登場していないとは知らず、この物語も聖書を意識せずに単なる物語として楽しんだ。「ノアの方舟」は史実だと主張する人たちも少なくないと聞き、キリスト教圏で理科を教えるのはたいへんだろうなと改めて感じた。

« 2006年7月 | トップページ | 2006年10月 »