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2011年11月

「月刊児童文学翻訳11月号」

 やまねこ翻訳クラブのメールマガジン、「月刊児童文学翻訳」2011年11月号に、1年半ぶりにレビューを書きました。
 今回取り上げたのは、2012年国際アンデルセン賞の候補者、ビアンカ・ピッツォルノの "Ascolta il mio cuore" 。児童文学としては掟破りの分厚さ・字の小ささですが、とても面白い作品なので、日本の子どもたちにもぜひ読んで欲しいと思っています。邦訳が出るきっかけになるといいな~という願いを込めて書きました。
 レビューはこちらから。

『だから、ザッケローニを信じよう』

だから、ザッケローニを信じよう 誰も知らなかった90のエピソード 』(加部究監修/ブックマン社)が出版されました。協力者として、わたしも奥付に名前を載せていただいています。
 右ページにキーとなる言葉を載せ、左ページでその背景を紹介するというデザインになっていて、サッカーに無縁な義母にも「すっと頭に入る。わかりやすいわ」と好評でした。個人的には、カバー袖の「アルベルト・ザッケローニ監督歴」もなかなかよいと思っています。これをカバー袖に持ってきてくださったセンスに感謝します(ブックデザインは秋吉あきらさん)。
 イビチャ・オシム氏が哲学者みたいだったのに対し、アルベルト・ザッケローニ氏はビジネスマンみたいな人。この本は、サッカー好きで、日本代表を応援しているビジネスマンにお勧めします。身勝手な上司に振りまわされたり、個性的な部下の言動に胃をキリキリさせている方々は、ぜひ。あと、なりたかった職業に就くことをあきらめざるを得ず、不完全燃焼気味の若い世代にも読んで欲しいと思います。ゴールへの道はひとつではないのです。

10月に読んだ本

 9月から一転、10月はあまり読めませんでした。個人的に、ビアンカ・ピッツオルノ祭り開催中。邦訳はすべて読んでしまったので、未訳の本を少しずつ読んでいく予定。
 10月に読んだ本を並べてよくわかったのは、自分は難病ものが苦手だということでした。面白い話を作るのに、登場人物を重い病気にしたり、死なせたりする必要はないのでは、と思ってしまうのです。あくまでも好みの問題ですが。

10月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:1017ページ
ナイス数:35ナイス

だからザッケローニを信じようだからザッケローニを信じよう
サッカー本ですが、ビジネス書としても読めます。個性的な部下と横暴な上司に悩む中間管理職に特にお勧め。見開き右側にキーとなる言葉を大きく載せ、左側にその背景の説明が簡潔にまとめてあるため、頭に入りやすくなっています。カバー袖は、これを見ればザッケローニさんの監督歴がわかるというすぐれもの。数多く類書が出ていますが、この本はちょっと異色かもしれません。
読了日:10月30日 著者:鳥海 哲子
ラビーニアとおかしな魔法のお話 (おはなしプレゼント)ラビーニアとおかしな魔法のお話 (おはなしプレゼント)
再読。原書も邦訳も、よく出したな〜と、出版社の英断に感嘆。子どもが喜びそうな話……というより、子どもだけが楽しめる話。こんなお話を書いてしまう作者は、子どもの気持ちを失わない人なのでしょう。
読了日:10月28日 著者:ビアンカ ピッツォルノ
木の上の家 (イタリアからのおくりもの―5つのちいさなファンタジア)木の上の家 (イタリアからのおくりもの―5つのちいさなファンタジア)
ありえないことばかりが続く、はちゃめちゃな物語。主人公が女の子と大人の女の人という点に、作者の哲学が見え隠れしていると思う。
読了日:10月27日 著者:ビアンカ ピッツォルノ
赤ちゃんは魔女赤ちゃんは魔女
原書で読んだ話を邦訳で再読。大の男が14歳の女の子に恋してしまうのは、やっぱりいただけないけれど、全体的な作りが「ほら話」なので、許容範囲かも。
読了日:10月25日 著者:ビアンカ・ピッツォルノ
ジジのエジプト旅行 (文研じゅべにーる)ジジのエジプト旅行 (文研じゅべにーる)
小学生が夏休みの自由研究に応用できそう。
読了日:10月23日 著者:ラッシェル オスファテール
走れ! マスワラ走れ! マスワラ
実話をモデルに、「アフリカは一度も訪れたことがない」というパリ生まれの作者が書いた物語。とりあえず、装丁(こやまたかこさん)の色あいは好きです。
読了日:10月22日 著者:グザヴィエ=ローラン・プティ
聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)聖☆おにいさん(7) (モーニングKC)
巻を重ねるごとに、「もっとキリスト教や仏教のこと(もしくはイエスとブッダのこと)を知らねば!」という気になる。
読了日:10月21日 著者:中村 光
山本善次朗と申します 5 (りぼんマスコットコミックス)山本善次朗と申します 5 (りぼんマスコットコミックス)
ようやく新刊、そして完結。漫画としてはこれで終わりだけれど、登場人物たちの物語はまだまだこれから。未完結のまま消えてしまうのかもしれないと思っていたので、とりあえずひと安心。
読了日:10月14日 著者:槙 ようこ
海にはワニがいる海にはワニがいる
アフガニスタンを脱出し、数か国を経てイタリアにたどり着いた少年の実話が元になっている。壮絶な体験が続く中、いい人たちとの出会いもある。ただ、主人公が女の子だったら、こうはいかなかったはず、と思わずにいられなかった。
読了日:10月12日 著者:ファビオ・ジェーダ
サウスポーサウスポー
一見、翻訳絵本に見えるけれど、文は翻訳、画家は日本人。絵本になるまでの課程が興味深かった。
読了日:10月09日 著者:ジュディス・ヴィオースト
はいけい女王様、弟を助けてくださいはいけい女王様、弟を助けてください
物語の設定に納得できず、入り込めなかった。テッドとアリステアの人物像はいいのに、残念。
読了日:10月01日 著者:モーリス グライツマン

2011年10月の読書メーターまとめ詳細
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