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『甘い生活』

 午前十時の映画祭で『甘い生活』を見てきました。見るのは20年ぶりでしょうか。
 ヘリコプターの音がうるさくて相手が何を言っているのか聞こえないという場面で始まり、波の音がうるさくて相手が何を言っているのかわからないという場面で映画は終わります。そのため、主旋律で始まり、主旋律で終わる曲を聴いているような、おとぎ話のような印象がありました。
 主人公のマルチェロは上流階級や芸能人のゴシップを追いかけている記者。作家志望で本を書こうとしているようですが、その夢を失いつつある様子。恋人のエンマと一緒に暮らしていながら、大富豪の娘、マッダレーナとの情事を楽しんだり、取材で知り合ったスウェーデン人女優のシルヴィアと遊びまわったりします。エンマはそんなマルチェロが許せず、自殺未遂をしたり、大声で怒鳴ったりしますが、マルチェロは「君だけを愛することはできない」などと言います。
 マルチェロや、芸能人、上流階級の人たちの退廃的な生活の合間に、「聖母様を見た」という子どもたちの話、妻子と静かな生活を送る友人の話、ローマにやってきた父親との束の間のふれあいなどのエピソードがはさまれます。マルチェロ役はマルチェロ・マストロヤンニ。まさに適役でした。
 海辺の軽食堂で働いている女の子が、「お父さんがアンツィオ(字幕ではローマの南)で働いていて……」と話す場面があり、懐かしい地名が出て嬉しかったです。
 思えば、この映画(とローマ五輪のドキュメンタリー)を見てローマで暮らしてみたくなったのですが、こういう生活を送ったわけではありません(笑)。


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