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2013年4月

日常のはざま

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 イタリア映画祭2013、本日は『日常のはざま』を鑑賞。
 上映後にQ&Aがありましたが、監督は来日していないため、編集の方が代理で応じました。
 一番最初の質問が「この映画を映画祭で上映する意義がわからない。これを映画と呼べるんですか?」……アンケートに書くだけでは腹の虫が収まらないから、とのことでした。即座に会場から「わたしはいい映画だと思いました!」という反論があり、それに同意する拍手も起こりましたが、「そういう方もいらっしゃるかもしれませんが」と一蹴していました。
 まあ、13本中1本くらい、こんな作品があってもいいかなと、わたしは思います。映画館で単独で上映されていたら見に行くか?と聞かれれば、たぶん行かないでしょうけれど。その意味で、映画祭ならではの上映なのではないかな。
 普通の生活では出会うことのない少年少女が、訳あって夏のある一日を共有する。舞台はナポリ。背後に犯罪組織の存在が見え隠れします。その後の2人がどうなるかは想像するしかありませんが、男の子はともかく、女の子が抱える現実はかなり厳しいのではないか、というのが編集の方のコメントでした。
 ラストシーンの夜景が美しい。

原題:"L'intervallo"(2012年/イタリア=スイス=ドイツ)

それは息子だった

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 イタリア映画祭2013、2日目。本日見たのは『それは息子だった』。
 父親役のトニ・セルヴィッロの怪演ぶりもすごいけれど、その母親(つまりおばあさん)も怖かった。悲劇的な物語だけれど、実はコメディではないかという気もします……。
 昨日と同様、上映後に監督の質疑応答がありました。昨日も思ったけれど、「あれは○○を意味しているのでしょうか?」というような質問が多いように感じました。自由に解釈してください、というのが監督の回答。
 わたし自身、気になることがないわけではなかったけれど、それを監督に確認したいとは思っていないことに、ほかの方々の質問を聞きながら気づきました。

原題:"E' stato il figlio"(2012年/イタリア=フランス)

素晴らしき存在

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 イタリア映画祭2013が今日からスタート。昨年はたった2本、一昨年に至っては1本も見られなかったので、今年はとにかく本数を見ようと、1日1本ずつ見ることに決め、発売開始と同時に前売り券を購入していました。
 初日の4月27日に選んだのは『素晴らしき存在』。『あしたのパスタはアルデンテ』のフェルザン・オズペテク監督の作品です。
 俳優をめざしてローマにやってきたピエトロは、高級住宅地にある古いけれど格安のアパートを見つけ、借りることにしました。修繕して引っ越したものの、誰かが——何かがいるような気がします。前の借り主が怯えた様子だったのも気になります……。
 ホラーかと思いきや、違いました(笑)。ローマのような古い町なら、こういうのはあるかなあ。実際、古いアパートに住んでいるという人から、何かが出るみたいと聞いたことがあります。コメディタッチですが、ラストはほろりとします。
 実は主人公が暮らすモンテヴェルデ地区に、ほんの数か月間ですが住んでいました。馴染みの場所が出てきたわけではないけれど、懐かしかったです。去年の夏、ローマに行ったときには寄れなかったので、改めて行ってみたいなあ。

原題:"Magnifica presenza"(2012年/イタリア)


大脱走

 新・午前十時の映画祭で上映中の『大脱走』を見てきました。
 テレビ放映されるたびに見てきたし、ビデオも持っていたし、DVDが出たらDVDも買いました。それでも、スクリーンで上映されると必ず見に行く、わたしにとって特別な映画です。
 ヘンドリーがロジャーに、コリンは自分が連れて行くから大丈夫!と宣言するシーン、何度見てもうるっとします。ちなみに、テレビで放映されたときは、ロジャーの突き出した脚にコリンがひっかかって転ぶ場面から先がカットされていました。
 バイクヲタにおすすめなのはヒルツの逃走シーン。マックイーンがドイツ兵のスタントをやっているのですが、それがどこか見つけるのがお楽しみ。ま、すぐわかるのですが。腐女子的ポイントはウィリーとダニーかな。
 10代のころに初めて見て、そのころはマックイーンも健在で、以来数えきれないほど見ていますが、そのたびにそのときならではの気持ちで見られます。頭の中でSMAPのメンバーにキャスティングしながら見たこともあります。映画って本当にいいですね。それにしても、男だらけの映画でした。

ある海辺の詩人——小さなヴェニスで——

 今日で上映終了となる『ある海辺の詩人——小さなヴェニスで——』を駆け込みで見てきました。イタリア映画祭2012で特別上映された作品です。
 中国からイタリアに働きに来た女性シュン・リーと、旧ユーゴスラビア出身の老人ベーピ、孤独なふたりの心の交流を描いています。フェリーニの『道』を思い出させる、どこか切なく悲しい物語でした。
 映像はとにかく美しい。イタリアで暮らす外国人の数は、わたしが暮らした1990年代の10倍以上になっているとか。ひとりひとりに物語があるのではないかと思います。

原題:"Io sono Li"(2011年/イタリア=フランス)

塀の中のジュリアス・シーザー

 吉祥寺バウスシアターで『塀の中のジュリアス・シーザー』を見てきました。
 レビッビア刑務所でシェークスピアの『ジュリアス・シーザー』を上演する。囚人役はブルータス役を除いてすべて服役中の囚人。ブルータス役のサルヴァトーレ・ストリアーノもかつてレビッビア刑務所に収監され、刑務所での演劇研修をきっかけに俳優に転身したそうです。
 ルシアス役は若くてイケメン。でも、「反マフィア法により終身刑」だそうです。75分程度の短い映画ですが、ものすごくいろいろなことを考えさせられました。

原題:"Cesare deve morire"(2012年/イタリア)

3月に読んだ本

 3月もあまり読めませんでした。もっと意識して読むようにしないとだめですね。新年度になったことだし、心を入れ替えていろいろな本を読みたいと思います。とはいえ、人生を残り時間で考えるようになってから、合わない!と感じた本はさっさと見切りをつけるようになりました。どんな本にも何かしら得ることはあるとは思うのですが、時間は限られているので……。
『日本の風景をつくりなおせ』、ものすごくよかった。自分にも何かできないかと模索中。
(『チョコミミ』7巻の画像が表示されるようになったので、修正しました。)

2013年3月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1545ページ
ナイス数:33ナイス

世界基準で夢をかなえる私の勉強法世界基準で夢をかなえる私の勉強法感想
ノートを取らずに、黒板に書かれたことはその場で記憶するなんて、真似してできることではないだろう。ただ、授業のあと、クラスメートと食事をしながら授業について積極的にディスカッションをして、予習・復習するというのは実践できそう。
読了日:3月31日 著者:北川 智子
ことりことり感想
「小鳥の小父さん」と呼ばれた男性の、孤独だが幸せだった人生が静かに描かれる。ポーポー語を話す兄、幼稚園の園長先生、図書館分館の司書、虫箱の老人、カナリア、文鳥、メジロ……。いくつかの出会いと別れが切ない。レモンイエローの見返しが印象的だった。
読了日:3月29日 著者:小川 洋子
チョコミミ 7 (りぼんマスコットコミックス)チョコミミ 7 (りぼんマスコットコミックス)感想
本当に久々の新刊! と思ったら、9か月間、連載をお休みされたとあとがきにありました。「りぼん」を買っていないので、全く知りませんでした。
読了日:3月16日 著者:園田 小波
丸林さんちの手づくり家具帖2 カフェスタイルな、お部屋改装術丸林さんちの手づくり家具帖2 カフェスタイルな、お部屋改装術感想
壁に漆喰、塗りたいなあ。襖の一部を壁にしたいなあ。床も張り替えたいなあ。あんなこと、そんなことができそうな気がして、ホームセンターへ行きましたが、石膏ボードの大きさと重さにひるみました。でも、リフォームしたい。
読了日:3月16日 著者:丸林さんち
ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景ニッポンの風景をつくりなおせ―一次産業×デザイン=風景感想
日本を支えているのは第一次産業であると、改めて確信した。本書が出たのは2010年。NGになったという「げんぱつにげんこつ」に感銘。
読了日:3月12日 著者:梅原 真
よつばと! 12 (電撃コミックス)よつばと! 12 (電撃コミックス)感想
久々の新刊。キャンプの話を読んで、自分にはキャンプは無理だと悟った。それにしても、よつばが何かしでかしたとき、とうちゃんの対応はいつもすばらしい。自分はこんなふうにはできなかった。
読了日:3月9日 著者:あずま きよひこ
イエスイエス感想
安彦良和解釈によるイエスの物語。随所に聖書の言葉がそのまま引用されている。あとがきは必見。個人的には頭のはげたペトロに違和感。『ジーザス・クライスト・スーパースター』では悩める若者だったので。
読了日:3月8日 著者:安彦 良和
新約聖書を知っていますか (新潮文庫)新約聖書を知っていますか (新潮文庫)感想
『ジーザス・クライスト・スーパースター』を極上音響で見て、『聖☆おにいさん』を読み返したくなった気持ちを抑えて、まずこちらを再読。読んでよかった。『聖☆おにいさん』をより深く楽しめるような気がするし、『ジーザス~』をもう一度見たくなった。ペトロがイエスのことを3度知らないと言うのは、やはり新約聖書の山場。そして、パウロ! パウロすごい! 
読了日:3月8日 著者:阿刀田 高

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