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2014年6月

読書会『秘密の花園』

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 やまねこ翻訳クラブの読書会に参加しました。去年の7月に始まった読書会も今回で4回目。運よく全部参加しています。これまでは『モッキンバード』『ミナの物語』『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』と新刊邦訳児童書・YAが課題本でしたが、今回は古典『秘密の花園』が課題本でした。
 去年岩波少年文庫版を読んでいたので、全然違うタイプのほうがいいかと思い、今回は光文社古典新訳文庫版(土屋京子訳)を読みました。比較するために、福音館文庫版(猪熊葉子訳/堀内誠一画)とKindle版の原書にもさっと目を通し、梨木香歩さんの『秘密の花園』ノート(岩波ブックレット)も流し読み。
 幼いころに愛読していた抄訳版を持ってきた方、図書館にあるだけの版を借りてきたという方もいらして、現在日本で手に入る限りの版が集まったのではないでしょうか。ヨークシャー弁をどういうふうに処理しているかは、みなさんけっこう注目していたようです。通常、原書の方言を日本語では特に区別していないケースもあるのですが、この物語ではヨークシャー弁は重要な鍵だと思うので、どの程度反映させるか・どのように表現するかはいろいろでしたが、区別して訳されているようでした。ほとんどラノベ!といった感じの角川つばさ文庫版は衝撃でした。
 改めて思ったのは、昔読んだ抄訳版は実によくできていたということ。村岡花子さんが、今の日本の子どもたちに読ませたい物語を!という熱い思いで英米の児童文学の翻訳に力を入れていたのを思い出しました。
 それにしても、庭やコマドリの描写の見事なこと! ヨークシャーに住んでいたことがあるという方がムーアの写真を持ってきてくださって、「次はぜひムーアオフを!」と盛り上がりました。

『人生はマラソンだ!』

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 シネスイッチ銀座は毎週金曜日がレディースデー。950円で見られます。なので、『人生はマラソンだ!』を見てきました(日本語字幕:浅野倫子さん、字幕監修:金哲彦さん)。
 経営難の自動車修理工場(作業員は社長のギーアのほか、レオ、ニコ、キースといったおじさん3人とエジプトからきた青年ユースの計5名)を救うため、スポンサーを見つけ、広告をつけて4人でロッテルダムマラソンを走り、全員完走できれば工場の借金を払ってもらう、できなければ工場を譲るという賭けをします。暇さえあれば――いえ、仕事中でもさぼってビール飲んでトランプばかりしているおじさんたち。完全にマラソンをなめていました。事故で脚が不自由になるまではマラソンで稼いでいたというユースの指導の下、完走めざしてトレーニングを開始します。
 ギーアは思春期の息子とうまくいっていない、レオの若い妻は赤ん坊をほったらかしで出かけてばかり、キースは敬虔なクリスチャンの妻に束縛されている……とそれぞれが問題を抱えています。そして、母を亡くして孤独なニコに恋の予感が?(おじさん4人と書きましたが、ニコはまだ30代で「おじさん」ぽくはありません。比較的最初から真剣に取り組み、ユースに筋がいいと言われてその気になり、とある出会いからさらに熱心になります。)
 うろ覚えですが、「マラソンは自分発見ではない、自分で決めるんだ」というせりふが心に残りました。そう、同じコースを走っていても、ひとりひとり違うんですよ。
 公式サイトはこちら

ウサギのフローレンス『はじめてのダンスパーティー』

ウサギのフローレンス 2 はじめてのダンスパーティー(リス・ノートン原作/山本和子作/学研教育出版)

「ウサギのフローレンス」シリーズ第2巻。今回はモリネズミのハニーが主人公です。ハニーはダンスが大好きで、この夏、ブルーベルの森のダンスパーティーに初めて招待されて、うれしくてたまりません。ただひとつの悩みは、お姉ちゃんのお下がりのドレスを着なければならないこと。お友だちは新しいドレスを作ってもらったのに。何とかしようとしますが……。
 どうしていつもお姉ちゃんお下がりなの? お姉ちゃんはいつも新品なのに! そんな妹の心の叫びに共感する子は少なくないはず。ダンスパーティーやすその長いドレスといった、女の子が憧れそうなアイテムが登場します。もちろん、おいしそうな料理も。

第1巻 『野原のたんじょうび会』はこちら
学研教育出版の作品紹介ページはこちら

初なでしこ

 6月8日、なでしこリーグ、ASエルフェン埼玉vs岡山湯郷Belle戦を見に、NACK5スタジアム大宮へ行きました。なでしこリーグの試合を生で見るのは初めて。スタジアムで試合を見るのは1994年秋にオリンピコでローマvsサンプドリアを見て以来ではなかろうか。そして、NACK5スタジアム大宮へ行くのは、まだ大宮サッカー場だったころに日本代表vsパルチザン・ベオグラードを見に行って以来(パルチザンの監督はオシムさんでした!)。
 この日は一日中雨降りで、強く降ったり弱く降ったりしていて、メインスタンドは屋根があるから大丈夫かなあと、カッパを持ってきただけで大して雨対策をしてこなかったら、痛い目をみました……。屋根なんて、風の前では無意味ですね。カッパを着ていても隙間から雨が入り込み、そして、どうあっても足元は濡れる……。でも、試合中はたいして気になりませんでした。
 公式発表によると、観客数652人。雨だから少なかったのか、雨にしては健闘したのか。小さいスタジアムでピッチが近いのもよかったし、周りの観客の雰囲気もよかったなあ。雨の中わざわざ足を運ぶくらいだから、目が肥えているし、サッカー愛とチーム愛があります。楽しかったので、また行こうかな。でも、今度は天気のいい日に行きたい……。

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 雨のため、シャッターチャンスを逃してしまった。荒川恵理子選手の祝200試合出場達成!の花束贈呈も撮れませんでした。試合前(練習後)とハーフタイムに、ピッチに落ちている何かを拾って、オレンジのバケツに入れているのを見かけたけれど、何を拾っているのかはわからずじまい。謎の解明は次回へ持ち越し。

 同行したAさんが地元民かつ御朱印仲間だったので、試合前に大宮氷川神社へ寄って、御朱印をいただきました。伝統ある神社に漂う厳かな空気に、浄化されたような気がしました(雨のため、神社の写真は撮り忘れました)。

Photo

 試合観戦後は、Aさんの案内で穴場のお店へ。藤のはちみつ入りというのに惹かれて、氷川の杜ロールをカフェラッテ(カフェオレだったかも)と一緒にいただきました。お腹がすいていたので、不覚にも写真を撮る前に食べてしまいました……。クリームがおいしかったです。おいしかったら、家にお土産に買って帰ろうかなあと思っていたはずが、すっかり忘れました。また今度ということで。

『イクバルと仲間たち』第3刷出ました


イクバルと仲間たち 児童労働にたちむかった人々』(スーザン・クークリン著/長野徹・赤塚 きょう子訳/小峰書店)の第3刷が出ました。
 出るまで時間がかかった分、じわじわと売れ続けているのかもしれません。部数はけっして多くありませんが、少しずつでもいいから、長く読まれてほしいと思っていたので、素直にうれしいです。
 でも理想は、この本に書かれていることが過去の出来事となること。いつかそんな日が来ますように。

生命の言葉——6月

 6月になったので、地元の神社へ行ってきました。ブログに書くのは1年ぶりですが(笑)、書くのを怠っていた間も毎月必ず神社に行っています。
 今月の生命いのちの言葉です。

おもしろき
こともなき世を
おもしろく

 江戸時代後期の長州藩士、高杉晋作の言葉。「この世をおもしろいと感じるか、おもしろくないと感じるかは、心の持ち方次第であるという意味。高杉晋作といえば、未だに「花神」の中村雅俊のイメージです(「花神」は見ていなかったけれど)。来年の大河では誰が演じるのでしょうか。
 おみくじは大吉。「事業 迷わず本業に専念しなさい」と言われました。
 東京都神社庁のウェブサイトはこちら
 今回初めて御朱印をいただきました。印だけで、文字なしでした。神社用を出すつもりが、うっかりお寺用を出してしまい……うーん、不覚。過ぎたことをいつまでもくよくよしても仕方ないので、先に進みます。

5月に読んだ本

『ディア・ライフ』は読書会の課題本でした。訳者さんが同席され、18人それぞれの感想に、熱く細かいコメントをいただいたおかげで、より深く読み込めたと思います。
『カキフライが無いなら来なかった』に影響を受け、自由律俳句を始めました。とりあえず、いつも鞄に自由律俳句用ノートを入れています。表紙の固いリングノートが好きなので、かさばるし、鞄も重くなりましたが。
 わたしの好きな作品をいくつか挙げておきます(いずれも又吉直樹さん作)。

登山服の老夫婦に席を譲って良いか迷う
趣味が高じて趣味がなくなる
これも頑張れば燃えるゴミだろう

2014年5月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1230ページ
ナイス数:27ナイス

聖☆おにいさん(10) (モーニングKC)聖☆おにいさん(10) (モーニングKC)感想
やっぱりペテロ好き。それはさておき、お菓子を作るとき、バターや砂糖の量にびっくりするよね、やっぱり。
読了日:5月23日 著者:中村光
アヤメくんののんびり肉食日誌 2 (Feelコミックス)アヤメくんののんびり肉食日誌 2 (Feelコミックス)感想
椿ちゃんとアヤメくんのあの出来事を、みんな知っているってどういうこと? 目撃者がいたからしかたなかったにせよ、椿ちゃんも友だちに細かいところまでしゃべっているみたいだし。そういうものなのか?
読了日:5月22日 著者:町麻衣
ディア・ライフ (新潮クレスト・ブックス)ディア・ライフ (新潮クレスト・ブックス)感想
突然どこかへ行ってしまう男の人が多い。読み手が「突然」だと感じるだけで、実は内面ではいろいろ葛藤があったのかもしれない。マンローはそういった心の動きは描かず、読み手の想像に委ねる。
読了日:5月16日 著者:アリスマンロー
野原のたんじょうび会 (ウサギのフローレンス)野原のたんじょうび会 (ウサギのフローレンス)
読了日:5月10日 著者:山本和子
カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫)感想
付箋を貼りながら読んだ。自由律俳句って面白い。自分でも作りたくなる。
読了日:5月9日 著者:せきしろ,又吉直樹
バングラデシュ (世界のともだち)バングラデシュ (世界のともだち)
読了日:5月8日 著者:石川直樹
チェコ語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)チェコ語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)感想
HonzaがJanの愛称だったとは……。
読了日:5月5日 著者:金指久美子

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