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2014年8月

『青のない国』原画展と長友啓典さんのトークイベント

青のない国』(風木一人作/長友啓典&松昭教絵/小さい書房)の作者のおひとり、長友啓典さんと小さい書房・代表の安永則子さんのトークイベント「何が大切かは、自分で決める。」が、一昨日、表参道の山陽堂書店であったので、行ってきました。もうふたりの作者、風木一人さん(文章担当)と松昭教さん(絵担当)も飛び入りで参加されて、安永さんから最初に依頼を受けたときのことなど、面白いお話を聴かせていただきました。
 小さい書房はテレビ局に勤められていた安永さんが、2013年2月にひとりで設立された出版社です。何よりもまず、安永さんってどういう方なのか非常に気になっていたのですが、よく通る声をした、エネルギッシュな方でした。まだ存在しない出版社の第1冊目となる本の執筆を依頼して、承諾していただけるのは並大抵のことではできないと思います。そうそうたる方々の力をお借りして本を出したのだから、会社をつぶすわけにはいかないとおっしゃっていて、「5年くらいで軌道に乗せたい」とのことでした。
 大昔、新卒での就職活動中に広告業界をめざしていた身としては、長友啓典さんのお姿を生で(しかもすぐそばで)拝見し、大阪弁でのお話をお聴きすることができたのも、感慨深かったです。
 山陽堂書店は創業1890年の老舗で、わたしも大昔から存在は知っていましたが、店内に入るのは今回が初めてでした。1階と中2階が店舗、2階と3階がギャラリーになっています。トークイベントは2階のギャラリーで行われました。9月5日(金)まで、『青のない国』の原画展が開催されています。

『アデル、ブルーは熱い色』と『グッバイ・ファーストラブ』

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 早稲田松竹で『アデル、ブルーは熱い色』と『グッバイ・ファーストラブ』を見てきました。
『アデル、ブルーは熱い色』は衝撃的な内容だという評判を聞いていて、『グッバイ・ファーストラブ』はフレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ特集やEUフィルムデーズ2014で上映 していたので、タイトルは知っていました。まあ、どちらも、10代の女の子がたぶん、一生忘れられない恋をして、恋に振りまわされる映画です。
『アデル、ブルーは熱い色』はタイトルを反映して、ブルーが印象的に使われています。アデルが初めて出会ったときのエマの髪の色がブルー。ラスト近く、エマの展覧会へ行くアデルのドレスの色がブルー。
 一方、『グッバイ・ファーストラブ』は邦題に反して、全然ファーストラブにグッバイしていなくて、ヒロイン、カミーユは遠くへ行ってしまったシュリヴァンが忘れられません。消したと思った火が実は見えないところでくすぶっているように、いつまでも残っていたらしく、いい加減忘れたかと思ったころ、ひょんなことで再会して、再燃……。原題は"un amour de jeunesse"。『若さの愛』みたいな意味でしょうか。
 今回の2本はピンと来なかったなかったけれど、早稲田松竹は実に素敵なラインナップを用意してくれるので、都合がつけば、また行きたいと思っています。

『アデル、ブルーは熱い色』の公式サイトはこちら
フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ公式サイト内の『グッバイ・ファーストラブ』紹介ページはこちら

『オズの魔法使』

 第二回新・午前十時の映画祭で上映していた『オズの魔法使』(「魔法使い」ではなく「魔法使」!)を見てきました。子どものころにテレビで(カットあり、吹替、途中CMあり……の代物を)見て、見たような気になっている映画をスクリーンで改めて見ることができるのが、この企画の醍醐味。そして、たいてい、昔見たのとは印象が変わります。
 この『オズの魔法使』も大昔、テレビで見た映画。現実世界はモノクロ、魔法の国はカラーというのがよくできているなあと思っていました。改めて見ると、現実世界の部分は厳密にはセピアで、昔見たときの印象よりもずっと長いような……。現実世界でドロシーの身近にいる人たちが、魔法の国で、かかし、ライオン、ブリキ男等になって登場するのですが、かっとされていたせいか、外国人の顔をおぼえられなかったせいか、よくわかっていませんでした。改めて見ると、夢落ち……?
 観賞後、wikiで読んで改めて知ったジュディ・ガーランドの人生が壮絶すぎて、ショックでした。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展-絵本をめぐる世界の旅-

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 長女と2人で平塚市美術館で開催中の「ブラティスラヴァ世界絵本原画展-絵本をめぐる世界の旅-」を見にいってきました。平塚へ行くのは2人とも初めて。電車を3本乗り継いで2時間かかって、ほとんど小旅行です。東海道線の車窓から海が見えるような気がしていたのですが、記憶違いで、海が見えるのはもっと先、大磯あたりからだったようです。
 美術館の外観の写真を撮り忘れましたが、思っていたよりも立派でした。公式サイトはこちら。すぐ近くに不二家の工場があって、工場見学はできるのか、長女が興味津々。板橋区立美術館で開催中の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」のチケットの半券があったので、観覧料が割引になりました(800円→640円)。
 受付でもらった出品リストを片手に、いいなと思った作品にチェックをつけながらまわりました。作家や作品のタイトルが日本語表記だけなのが、少し残念でした。原文の表記があれば、原書を手に入れたいと思ったとき、簡単に検索できるので。いいなと思った作品を、自分用のメモとして書いておきます。

『しろねこくろねこ』(きくちちき/学研教育出版)
『13歳』「西瓜糖の日々』(いずれもダニエラ・オレイニーコヴァー/スロヴァキア)
『ひめねずみとガラスのストーブ』(降矢なな/小学館)
『おうさまのおひっこし』(牡丹靖佳/福音館書店)
『たがいに見つめる』(イ・ユジョン/韓国)
『戦争と平和のお話 ボダーイーさんのおんどりとヘイリーエさんのおんどり』(モハンマド=アリー・バニーアサディ/イラン)
『馬みたいで二本足の自転車』(アティーエ・ボゾルグ・ソフラービー/イラン)
『途方もなくささやかなもの』(ベアトリーチェ・アレマーニャ/イタリア、本の刊行はフランス)
『クマみたいに強く』(カトリン・シュタンゲル/ドイツ)
『バボチキ』(ルカーシュ・ウルバーネク/チェコ)
『四つの器』『女の子の王国』(イヴォナ・フミェレフスカ/ポーランド、本は韓国で刊行)
『アステカ帝国制服を助けた王女 マリンチェの物語』(パブロ・セラーノ/メキシコ)

 原画だけでなく、会場の片隅に本も置いてありました。原画を見たときはぴんとこなかったのに、絵本として改めて見るとぐっときたものもありました。絵本は完成したものが作品なのだなあと感じます。
 昨年度美術館の収蔵品となった作品の中から約50点を展示した新収蔵品展ものぞきました。絵の大きさにびっくり! というか、絵本の原画って小さいのですね。
 
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 帰りに『馬みたいで二本足の自転車』(左)と『13歳』(右)の絵はがきを買いました。

 平塚市美術館では8月31日まで。こちらによれば、このあと、高浜市、千葉市、足利市……と巡回して、来年の夏にはうらわ美術館に来るようです。

花園神社

『なまいきチョルベンと水夫さん』を見にいった帰りに、花園神社に寄りました。

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 靖国通り側から入りました。ビルとビルの間に入り口があって、都会の神社という感じがします。

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 ビルの谷間の木陰を歩き、鳥居をくぐり抜けて、本堂に向かいます。

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 本堂でお参りをすませたあと、おみくじを引き、ご朱印をいただきました。おみくじは小吉。ここのところずっと小吉です。

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 お稲荷さんも。参拝しないわけにはいきません。

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 帰りは靖国通り側から出ました。

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 いただいたご朱印。花園神社は見世物や演劇、踊りなどと関係が深いらしく、そういえば芸能関係のお守りを売っていました。

『なまいきチョルベンと水夫さん』

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『なまいきチョルベンと水夫さん』を見にいきました。原作はアストリッド・リンドグレーンの『わたしたちの島で』 (尾崎義訳/岩波少年文庫)。
 ぽっちゃりチョルベンがかわいくて、おませなスティーナもかわいくて、健気なペッレもかわいくて、そして、水夫さんもかわいくて(わたしは大型犬が好き)、チョルベンの部屋の内装とか、メルケルソン一家のダイニングもかわいくて……。
 映画ファンサービスデーだったせいもあって、満席でしたが、お客さんはわたしを含めてほとんどがおばさんだったのが残念。子どもたちにも見て欲しい映画です。字幕だから、小さい子には難しいと思われがちですが、子どもってけっこうわかるものですよ。「ロッタちゃん」シリーズを当時小1の長女を連れていった経験からそう思います。あのとき、恵比寿ガーデンシネマに子どもは2人くらいしかいなかったけれど、大人が笑わない箇所で、子どもたちはゲラゲラ笑うのです。笑いのツボが違うのでしょうね。20歳を過ぎた今でも長女はロッタちゃんの映画をよくおぼえていて、映画館で買ったバムセのぬいぐるみ(スウェーデン製!)を大事にしています。
 プログラムもかわいかった。

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 公式サイトはこちら

加藤まさをの乙女デザイン展

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 百年の8周年記念セールを目当てに吉祥寺に行き、チェコ語の教材を求めにジュンク堂に寄ったついでに、ポスターに惹かれて、吉祥寺美術館で開催中の「加藤まさをの乙女デザイン展」へ。予想以上によかった。
 大正時代は日本の児童文学揺籃期だったことがよくわかります。子どもたちにいい本を!という強い思いがあふれていたのでしょう。
 震災や戦火をくぐり抜けて、本や原画が残っている奇跡に感謝します。現物を見られるのは本当にありがたいです。
 加藤まさをは童謡「月の沙漠」の作詞者でもあります。厳密にいうと、まさをの詩に感動した作曲者があとから曲をつけました。
 入場料は大人100円、展覧会のカタログは400円と、非常にリーズナブル。中はストレスを感じない程度の入りです。「加藤まさをの乙女デザイン展」は9月15日まで。

フランスの絵本とうさぎの神社

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 うらわ美術館で開催中の「ボンジュール! フランスの絵本たち—カストール文庫やババール絵本の誕生を中心に—」を見にいきました。娘たちを誘ったら、「行きたい!」と言うので、連れていくことに。3人で出かけるのは久しぶりです。

 美術館の近くに調神社(つきじんじゃ、地元では「つきのみや」と呼ばれているようです)があるので、ついでに参拝してご朱印をもらうことにしました。うさぎづくしの神社です。

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 狛犬ならぬ、こまうさぎに迎えられます。鳥居はありません。

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 手水舎にもうさぎが。ほかにもまだまだいるそうです。本殿の写真、取り忘れました……。

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 ご朱印にももちろん、うさぎが! お守りもうさぎだらけ! デフォルメの仕方がかわいい。交通安全のお守りのうさぎがかわいかったけれど、車持っていないしなあ……。

 神社の近くに、こんなカフェが。

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 昔ながらの店構えのお茶屋さんに併設された、納屋を改造したカフェで、2階がギャラリースペースになっているとか。ものすごく興味があったけれど、お昼前だったので、泣く泣く素通り。

 そして、美術館へ。ストレスを感じない程度の入りだったので、ひとつひとつゆっくり見られました。
 20世紀初めのロシア出身の美術家たちによる絵本が美しく、素敵でした。特に好きなのが、フェドール(フョードル)・ステパノヴィッチ・ロジャンコフスキーの『りすのパナシェ』や『はりねずみのキピック』など(この辺りの本は石井桃子さん訳で福音館から出ているようです)。

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 値段が手ごろだったこともあり、図録を買いました。9月7日まで開催中。

生命の言葉——8月

 月が改まったので、地元の神社へ行ってきました。1日に行くのはめったにないのだけれど、参拝の人が普段よりは多い気がしました。月初めに来ようと決めている人が結構いるのかな。
 今月の生命(いのち)の言葉です。

人生の最大の幸福は
一家の和楽である

 明治期の細菌学者、野口英世の言葉です。「人生で最も大きな幸福は家族が和やかに楽しく暮らすことである」ということだそうですが、野口英世自身はどうだったのでしょうか……。東京都神社庁のサイトはこちら
 おみくじは小吉でした。

7月に読んだ本

 7月に読んだ本です。15冊。けっしてほめられた冊数ではありませんが、6月は4冊しか読まなかったので(しかも、うち2冊は読書会の課題本や講演前の予習として読んだ本)、ずいぶんましになりました。漫画やら、絵本やらが混ざっているけれど。
 読書探偵作文コンクールのサイトで『オンボロ屋敷へようこそ』のレビューを書きました。小学生向けです。

2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3123ページ
ナイス数:69ナイス

ダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポダーリンは外国人 ベルリンにお引越し トニー&さおり一家の海外生活ルポ感想
ベルリンでの部屋探し、たいへんそうだ。
読了日:7月31日 著者:小栗左多里,トニー・ラズロ
かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)かくかくしかじか 4 (愛蔵版コミックス)感想
宮崎で会社勤めをしながら、土日は絵画教室で日高先生を手伝いながら、空き時間でひたすら漫画を描く日々。よく身体を壊さなかったなあと感心する。それが若さ。日高先生の高校非常勤講師時代のエピソードがすごすぎる。
読了日:7月31日 著者:東村アキコ
江戸の象吉江戸の象吉感想
オール動物キャストの時代劇といった感じ。「粋」な話でした。
読了日:7月28日 著者:太田大輔
スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)感想
東北の被災地の図書館員さんが図書館に置きたい本としてこの本をリクエストしたと聞き、不勉強にもタイトルすら知らなかったので、読んでみた(さすがに作者名は知っていた)。好みではなかったけれど、なぜこの本だったのかはわかるような気がした。
読了日:7月27日 著者:カート・ヴォネガット・ジュニア
ルッキオとフリフリ おおきなスイカ (講談社の創作絵本)ルッキオとフリフリ おおきなスイカ (講談社の創作絵本)感想
表紙、右側の猫が近所の猫銀シャリ(仮名)に似ている。
読了日:7月23日 著者:庄野ナホコ
名探偵コナン 84 (少年サンデーコミックス)名探偵コナン 84 (少年サンデーコミックス)感想
次巻に乞うご期待!というところかな。それにしても、42歳の女性たちの外見がいかにもなおばさんばかり……。(今回も突っ込みどころが多かったかも。)
読了日:7月23日 著者:青山剛昌
あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)あしたから出版社 (就職しないで生きるには21)感想
一気に読んだ。わたしもがんばろうと思う。それしか言えない。
読了日:7月20日 著者:島田潤一郎
わたしたちの島で (岩波少年文庫)わたしたちの島で (岩波少年文庫)感想
チョルベンとメルケルさんの世代を超えたひそやかな友情になごむ。チョルベンを敵にまわすと恐ろしい。
読了日:7月19日 著者:アストリッド・リンドグレーン
かぞくのヒミツかぞくのヒミツ感想
どこもそんなものだよね……。
読了日:7月16日 著者:イソール
溺れるものと救われるもの (朝日選書)溺れるものと救われるもの (朝日選書)感想
徹底的に自分を否定され、人としての尊厳を奪われ、その烙印は、たとえ生き延びたとしても、けっして消えることはない。
読了日:7月16日 著者:プリーモ・レーヴィ
謎ときガルシア=マルケス (新潮選書)謎ときガルシア=マルケス (新潮選書)感想
ガルシア=マルケスだけでなく、ラテンアメリカ文学史・ラテンアメリカ史についてもざっくり書かれていて、W杯ブラジル大会開催中に読んだのは実にタイムリーだった。『百年の孤独』や『族長の秋』を読み返したい。
読了日:7月12日 著者:木村榮一
海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)海街diary(うみまちダイアリー)6 四月になれば彼女は (フラワーコミックス)感想
いじめや不登校についてさらっと描かれている「地図にない場所」が特に好き。鎌倉に行きたいと思いつつ、果たせぬまま6巻か。ますます行きたくなった。金沢にも行きたくなった。
読了日:7月10日 著者:吉田秋生
伝説のエンドーくん伝説のエンドーくん感想
中学校を舞台にした連作短編集。2年生担当の教師が語り手。エンドーくんの正体は途中でわかるけれど、それはさして重要ではない。美術担当・北野が語る「エンドーくんは、魔王にかつ」がよかった。
読了日:7月4日 著者:まはら三桃
オンボロ屋敷へようこそ (ゆうれい作家はおおいそがし)オンボロ屋敷へようこそ (ゆうれい作家はおおいそがし)感想
手紙やメモ、新聞記事だけで構成されていて、ブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を思わせる。もちろん、ずっと読みやすい。最近は、児童書に出てくる親も結構ひどいのが増えてきたみたいだなあ……。
読了日:7月2日 著者:ケイト・クライス
戦場のオレンジ戦場のオレンジ感想
個人単位では友だちになれても、集団単位では難しいのだろうか。
読了日:7月1日 著者:エリザベスレアード

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