9月に読んだ本
この1年間に刊行された翻訳児童書・絵本を中心に、まとめて読んでみました。内訳は、絵本:20冊、読み物:9冊、漫画:3冊、その他:18冊。
印象に残ったのは、何といっても『人生は、楽しんだ者が勝ちだ』。付箋を貼りながら読んで、読みながら「この本、面白い!」と周りに吹聴し、読み終えて「やっぱり面白かった」と喧伝しています。
2014年9月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:4302ページ
ナイス数:67ナイスHIGH SCORE 13 (りぼんマスコットコミックス)の感想
常磐津の幸せを祈る。
読了日:9月30日 著者:津山ちなみクレヨンからのおねがい!の感想
クレヨン各色の個性あふれる手書きの文字がすてき。
読了日:9月30日 著者:ドリュー・デイウォルトトラさん、あばれるの感想
トラさんが、叫びたくなる気持ちはわかるような気がする。
読了日:9月30日 著者:ピーターブラウン3月のライオン おさらい読本 初級編 (ジェッツコミックス)の感想
羽海野チカさんの漫画の描き方がすごすぎる……。ここまでするのか。
読了日:9月29日 著者:羽海野チカアナ!アナ! チョコケーキをつくる (ポプラせかいの絵本)の感想
コマ割りしてあって、漫画みたいだなと思ったけれど、子どもと一緒に声を出して読んだら楽しそう。
読了日:9月27日 著者:ドミニクロークピーターの感想
絵本というより、挿絵つきの物語。動物・植物の絵はきれい。
読了日:9月27日 著者:バーナデットワッツ人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書の感想
物理学者・米沢富美子さんの自伝。面白かった! 心に残る言葉も多く、付箋を貼りながら読んだ。タイトルも素敵。
読了日:9月24日 著者:米沢富美子ハカバのハロウィーン―ゆうれい作家はおおいそがし〈2〉 (ゆうれい作家はおおいそがし 2)の感想
シリーズ第2作。無理解な大人はいるけれど、わかってくれる大人もいて、世論に振りまわされる人もいれば、絶対に信念を曲げない人もいるということがよくわかる。まあ、そんな堅苦しいことは考えずに、楽しく読もう。 個人的には、作家の姉とイラストレーターの妹の共同作品というのが何ともいいなあと思っています。
読了日:9月23日 著者:ケイトクライスちいさなタグはおおいそがし (講談社の翻訳絵本)の感想
小さい子のほうががんばっているとか、そういうことではなくて、持ちつ持たれつということなのだなあ。夕焼けを背景に、おおきなふねと並んでいるの見開きページが好き。
読了日:9月21日 著者:スティーヴン・サヴェッジルイスがたべられちゃったひの感想
おねえちゃん、すごい!と感心していたら、弟もかっこいいところを見せてくれました。結局はきょうだい愛の話なのかも。
読了日:9月21日 著者:ジョンファーデルうんち したのは だれよ!の感想
小さい子は好きかも。わたしはちょっと……ですが。
読了日:9月21日 著者:ヴェルナーホルツヴァルトエウロペアナ: 二〇世紀史概説 (エクス・リブリス)の感想
「20世紀史概説」という副題がついているが、断じて歴史書ではなく、フィクション(というかほら話)と真実とその他諸々が、時系列バラバラでコラージュのように散りばめられている。でも、「20世紀って、だいたいこんな感じじゃなかった?」と言われると、妙に納得してしまう。
読了日:9月21日 著者:パトリクオウジェドニークお話きかせてクリストフ (文研ブックランド)の感想
内戦中のルワンダからイギリスへやってきた、クリストフ。「いつか内戦が終わったら、ルワンダに帰って、もとの友だちに会いに行く」……実現できただろうか?
読了日:9月21日 著者:ニキ・コーンウェルパン屋のこびととハリネズミ: ふしぎな11のおとぎ話 (児童書)の感想
国際アンデルセン賞を受賞したオランダの国民的作家による、おとぎばなしのような短編集。「ハミングこびと」と「氷女」は少々(後者はかなり)怖い。
読了日:9月21日 著者:アニー・M.G.シュミットくろねこさん しろねこさん (単行本絵本)の感想
一緒に出かけたくろねこさんとしろねこさんが、見えなくなったり、ほかの猫にまじったり。子どもに「どこに行ったかな?」と聞きながら読むと、楽しいかも。画材はクレヨンかな?
読了日:9月20日 著者:得田之久ぼくのおじいちゃんの感想
赤と茶色の濃淡のみの渋い色合いをした、秋色の本。人生(人じゃなくてクマだけど)の秋を迎えたおじいちゃんに対する孫の愛情がこもっている。おじいちゃんは、たぶん、初期のアルツハイマーで、最近、アルツハイマーを描いた絵本が増えてきたように感じる。
読了日:9月20日 著者:マルタアルテスピトゥスの動物園の感想
半世紀以上前の作品なのに古さを感じさせないのは、翻訳が割と最近(8年前)なのと、普遍的なテーマだからだろうか。安心して読める話。
読了日:9月19日 著者:サバスティアスリバスふたりは世界一!の感想
のろいをかけられて、果てしなく世界記録を更新する男と、そののろいをとくために、力を合わせて世界記録に挑戦する小さな男の子と大きな女の子の話。
読了日:9月18日 著者:アンドレス・バルバ魔法ねこベルベット〈2〉妖精パックにご用心の感想
シリーズ2作目。学校の劇で『真夏の夜の夢』をやるのがイギリスっぽい。舞台背景や衣装まで自分たちで作っていて、楽しそう。
読了日:9月17日 著者:タビサ・ブラック結婚式のおよばれドレス (イチゴのお手紙つき)
読了日:9月17日 著者:王さまへの最後のおくりもの (イチゴのお手紙つき 3)
読了日:9月17日 著者:むこう岸にはの感想
エメラルドグリーンの川が美しい。
読了日:9月17日 著者:マルタカラスコちいさいきみとおおきいぼく (ポプラせかいの絵本)の感想
これは友情なのか? 恋なのか? 「リタとナントカ」の人だけれど、タッチがずいぶん違う気がする。
読了日:9月16日 著者:ナディーヌブラン・コムチャーリー、おじいちゃんに あうの感想
犬が苦手なおじいちゃんと、孫のヘンリーが飼い始めた犬のチャーリーが仲よくなるまでの物語。(「きしゃ」という表記に突っ込みたくなったけれど、それは鉄だから?)
読了日:9月16日 著者:エイミーへスト翻訳絵本と海外児童文学との出会い (シリーズ・松居直の世界)の感想
月並みだけれど、いろいろと勉強になった。
読了日:9月16日 著者:松居直わたしたちのてんごくバスの感想
ステラの家の前に捨てられていた、天国行きのバス。登場人物の中でステラだけが白く、ステラの両親は白くない。ステラは最後まで白いまま。ステラは実はもう死んでいて、天国行きのバスはその象徴なのでは?
読了日:9月16日 著者:ボブグレアムアオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)の感想
いつか読もうと思っていたけれど、ドラマの面白さに後押しされて、ついに! 柳楽くん、漫画そのままなのね(笑)。巻末に島本先生と庵野さんの対談が。
読了日:9月14日 著者:島本和彦君に届け 22 (マーガレットコミックス)の感想
とりあえず、龍とちづがめでたしめでたしなのはよかった。
読了日:9月14日 著者:椎名軽穂プリティが多すぎるの感想
『クローバー・レイン』と同じ千石社が舞台。ローティーン雑誌編集部に異動となった新見。ありえない!と思いつつ、文芸への異動を夢みてそつなく適当に仕事をこなしていくけれど……。仕事を「適当に」やると痛い目にあう。『クローバー〜』の主人公、工藤もちらっと登場。
読了日:9月13日 著者:大崎梢ヨハンナの電車のたびの感想
作者である絵かきさんと仔ブタのヨハンナとの対話で進行していく絵本。読んでいて楽しかった。ブタの皮膚の質感など、動物の造形はかなりリアル。
読了日:9月12日 著者:カトリーン・シェーラーちいさなきしゃと おおきなおきゃくさん (児童書)の感想
お約束どおりに話が展開する、正統派の絵本。機関士さんは巻き込まれ型の主人公かな。
読了日:9月12日 著者:クリスウォーメルてをあげろ! (えほんのもり)の感想
表紙をめくると、ラベンダー色の見返しが目を引く。それにしても、ギャングって世襲制なのか?
読了日:9月12日 著者:カタリーナヴァルクスいえでをしたくなったので (海外秀作絵本)の感想
表紙以外は黒一色のペン画で、それがかえって色を感じさせる。原書は1969年刊。古き良き時代の味わいのある絵本。
読了日:9月12日 著者:リーゼル・モーク・スコーペン背表紙は歌う (創元推理文庫)の感想
中堅どころの出版社・明林書房の新人営業、井辻智紀を主人公にした連作短編集第2弾。どれも、いかにして本を売るかというテーマで、非常に興味深かった。最後の話に成風堂が登場!
読了日:9月11日 著者:大崎梢アドリア海の奇跡の感想
邦訳が出たのはもう20年近く前で、原書の出版は1988年。スペインの作家の作品だけれど、物語の舞台は15世紀末のクロアチア。宗教臭がするように感じたけれど、単に文化の違いのような気もする。
読了日:9月9日 著者:ジョアン・マヌエルジズベルト黄泉の河にての感想
短編集。寝る前に読んで、後味の悪さに何かほかのものを読まずにいられなかった作品もある。それが持ち味なのだろうな。
読了日:9月5日 著者:ピーター・マシーセンしろいクマちゃいろいクマ (世界の絵本コレクション)の感想
しろいクマとちゃいろいクマの争いが少々えげつない。プレゼントしてくれたおばあちゃんたちの代理戦争なのか。おばあちゃんたちもクマたちみたいになっているといいけれど。
読了日:9月4日 著者:スヴェトラーナペドロヴィックトビのめんどりの感想
数を数えるのに慣れるための絵本らしい。(それにしても、全部めんどりって、ありえるのだろうか? そこを考えたらだめなのかな?)
読了日:9月2日 著者:ポリーアラキジャクリスティーナとおおきなはこの感想
お母さんがスタイリッシュ!
読了日:9月2日 著者:パトリシア・リー・ゴーチ埼玉とっておきの雑貨屋さん―大宮、浦和、川口、越谷、川越、熊谷…etc.の感想
「埼玉」と「とっておきの雑貨屋さん」がミスマッチな気がしたけれど、『前橋・高崎・桐生 すてきな雑貨屋さん』というのもあるのか……。所沢が網羅されていないのは残念。
読了日:9月2日 著者:イデア・ビレッジベラスケスの十字の謎
読了日:9月2日 著者:エリアセルカンシーノ
読書メーター
« 宇野和美さん講演会「スペイン発、10代の文学」 | トップページ | 9月に見た映画 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 2020年おすすめランキング(2021.01.02)
- 12月に読んだ本(2021.01.02)
- 11月に読んだ本(2020.12.02)
- 10月に読んだ本(2020.11.06)
- 9月に読んだ本(2020.10.05)
コメント