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「GRAND’ITALIA 現代イタリアのカリスマたち」

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 4月2日、3日、10日に、イタリア文化会館でイタリアブックフェア 2015の一環として「GRAND’ITALIA 現代イタリアのカリスマたち」が上映されました。詩人で作家のフランコ・マルコアルディが企画し監修したテレビシリーズで、長年にわたってイタリア各界を牽引し、現在も第一線で活躍し続けている6人にインタビューしています。わたしは建築家レンツォ・ピアノと俳優トニ・セルヴィッロの回(2日)と日刊紙「ラ・レブッブリカ」の創刊者エウジェニオ・スカルファリとイラストレーターのアルタンの回(10日)を見にいきました。ちなみに、3日はスローフードの提唱者カルロ・ペトリーニと画家ジョゼッタ・フィオローニが登場。
 当初、企画者・監修者のフランコ・マルコアルディ氏が来日して、2日と3日の上映前に解説する予定が、家庭の事情で来日が取りやめとなり、代わりにマルコアルディ氏と親交のある東京外国語大学大学院教授の和田忠彦先生が解説してくださいました。一部、字幕が怪しいので、イタリア語が聴き取れる人はイタリア語を聴いてくださいとも……(笑)。
 とはいえ、わたしはレンツォ・ピアノのインタビューの途中で寝落ち(涙)。会場で会って隣で見ていた友人から「全員英語で会話をしているとき、字幕がつかなかったね」と言われましたが、記憶にありません……。続くトニ・セルヴィッロのインタビューでは寝落ちすることなく、最後までしっかり見ることができました。セルヴィッロのコーヒーの淹れ方が丁寧だったのが印象的。2人とも、拠点は故郷(レンツォ・ピアノはジェノヴァ、トニ・セルヴィッロはナポリ郊外のカゼルタ)に住み続けていることにも感銘を受けました。ローマやミラノじゃないのですね。
 10日は上映前に朝日新聞社前ローマ特派員で報道局国際報道部次長の石田博士氏が解説してくださいました。サンパウロ支局、ローマ支局を経て東京に戻ってきて、日本を不在にしていた数年間でマスコミを取り巻く状況がずいぶん変わってしまったと思うという発言が、何よりも印象に残りました。
 エウジェニオ・スカルファリはローマ郊外の、カリアリに向かう船の出る港町、チヴィタヴェッキアの出身で、ローマ在住。インタビュー中、ローマの風景が映るたびに、血が騒ぎました(ああ、ローマに行きたい!)。スカルファリ、90を過ぎているのにまだまだ精力的でした。ピアノも弾きます(ご自宅にあるのは白いピアノでした)。一方、アルタンは故郷のトレヴィーゾ郊外の広い家(というか屋敷)に住んでいて、PCを使って電子データを納品できるので、地の不利は感じていない様子(昔はウーディネまで行って、貨物便で……というようなことを言っていたような)。貴族の家系だと言っていました。さらりと。70を過ぎていますが、軽やかに自転車をこいで街まで出かける姿は若々しかったです。この人がピンパの産みの親なのか。
 わたしが見た4本の内容をざっくりまとめると(レンツォ・ピアノは寝落ちしたけれど)、「生まれ故郷にこだわり続ける、元気なイタリアのおじさんたち」といったところでしょうか。

 毎年イタリアブックフェアのある時期は、イタリア文化会館のある九段下は花見に訪れる人たちでにぎわっています。4月2日は世界自閉症啓発デーということで、東京タワーが青くライトアップされていました。千鳥ヶ淵、ただの道なんですけれどね。でもこの時期だけはただの道ではなくなります。

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