"Star Light"
Orchard Books, 2006 ISBN 1-84121-782-4
124pp.
"Stage Struck"
Orchard Books, 2006 ISBN 1-84121-780-8
121pp.
by Jean Ure
スティービーはロンドンにある演劇学校、スターライト・ステージスクールに通う女の子(年齢ははっきり明記していないけれど、13歳くらい?)。学校では演技や、歌、踊り、発声練習、メーキャップなどのほかに、普通の学校と同じようなことも勉強しています。将来の目標は☆スター☆になること! 同じ目標をめざす仲間たちとの学校生活やオーディションのこと、また、家族とのさまざまな出来事をスティービーが語ります。1巻にそれぞれ3話ずつ、計6話収録されています。
(1) スティービーたちは、クリスマスの翌日に上演されるお芝居のオーディションを受けます。オーディションには受かったものの、小柄なスティービーに割り当てられたのは、16匹いるねずみたちの1匹でした。
(2) クラスメートと一緒に、コマーシャルのオーディションを受けたスティービー。面接でディレクターに「君みたいな子を探していたんだ! 連絡するからね」と言われたのに、後日発表された合格者の中に、スティービーの名前はありませんでした。
(3) スティービーの1歳年上の兄、トーマスは獣医志望。トーマスの親友サムのお母さんがやっている、家のない猫たちの施設が経営難で閉鎖の危機にあるため、トーマスは資金集めに奔走しています。自分も何かしたいと考えたスティービーは、学校の仲間と劇を上演することを思いつきます。
(4) クラスメートのスターロッタは、おじさんがソープオペラに出ている有名な俳優であることなど、自分の自慢話ばかりしています。我慢できなくなったスティービーたちは、スターロッタにいたずらをしてやろうとします。
(5) スティービーの友人ローザの様子が最近おかしい。いつも明るく、ユーモアたっぷりのローザから、ユーモアが消え、怒りっぽくなってしまいました。心配するスティービーたちに、ローザはほっておいて!と言うだけ。
(6) スティービーはお母さんから、お父さんの事業がうまくいなかなくなり、スターライト・ステージスクールの学費が払えなくなったので、今年いっぱいで退学するよう告げられます。落ち込み、荒れるスティービーに、校長先生が奨学金の存在を教えてくれます。
コメディエンヌの素質があり、意識しなくても人を笑わせてしまうスティービーの語り口は、ユーモアたっぷり。ライバルだけど友だち、友だちだけどライバルという友人関係は、なかなか興味深いです。お約束の「優等生だけれど、みんなの嫌われ者」も登場。そして、社会的なテーマも織り込んであります。星がちりばめられた表紙(1巻は濃いピンク、2巻は赤)はおしゃれでかわいいのですが、amazon.co.jp では見られないので残念です。(でも、Jean Ure の公式ウェブサイトで見られます。)
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