和風小物が欲しいという次女と、ご朱印を集めたいと思うわたしの利害関係が一致したので、長女を誘って小江戸川越へ行ってきました。天気もよく、桜は満開。ご朱印を集めながら川越を歩き、最後に大正浪漫夢通りで買い物……というコースを考えました。参考したのはこちらのサイト。
西武新宿線・本川越駅から、まず川越八幡神社へ向かいます。長元元年(1928年)、この地で必勝祈願して勝利を収めた起きた源頼信が創建したそうです。ご利益は必勝祈願、縁結び、子宝・安産、足腰健康……etc.


境内にぐち聞き様がいらっしゃいます。聖徳太子のお姿です。

ご朱印をいただきました。鳩は八幡様のお使いなのですね。仙波東照宮のご朱印も一緒にいただきました。
続けて、仙波東照宮へ。毎年お正月、喜多院のだるま市へ行く途中に前を通るものの、一度も足を踏み入れたことがありませんでした。


初めてくぐった門の先にあったのは、8分咲きの桜に、長くて急な階段。同行の娘たちは階段は登らずに、下で待ちます(笑)。喜多院第27世住職天海が徳川家康を祀った神社で、日本三大東照宮のひとつだそうです。ご利益は災難除け、出世開運。


ご朱印はここを管理している川越八幡神社で先にいただきました。
続けて、喜多院のすぐ前にある日枝神社へ。1月に行った赤坂の日枝神社は、実は太田道灌が江戸城を築くに当たってここから分祀したもの。つまり、こちらが本家なのです。


ご朱印は書き置きが置いてあり、200円を賽銭箱に収めます。
続いて喜多院へ。毎年1月3日のだるま市に来ていますが、そういえば、お正月以外の時期に来るのは10年ぶりで、桜の季節に来るのは初めてです。ご利益は厄よけ、苦ぬき。川越七福神のひとつで、大黒天が祀られています。ご利益は出世や開運(新宿山ノ手七福神では毘沙門天と大黒天、雑司ヶ谷七福神では大黒天と恵比寿天を参拝。そんなに出世・開運したいのか!という感じですが)。



桜が見事です。お正月しか来ていないので知らなかったのですが、喜多院は桜の名所で、木の下にブルーシートが敷かれ、花見を始めている人もちらほらいました。花見客目当てに屋台も出ていて、娘たちは大阪焼きが食べたかったのですが、時間が早かったせいかまだ営業していなくて、代わりにベビーカステラを買いました。おまけしてくれたのか、ひとつ多く入っていました。

本当は中をゆっくり拝観したかったのですが、娘たちを待たせているので、ご朱印だけいただきました。
次は成田山川越別院本行院へ。ここもお正月、喜多院に来るたびに一緒にお参りしています。ご利益は交通安全。川越七福神のひとつ、恵比寿天が祀られています。ちなみに恵比寿天のご利益は商売繁盛。


ご朱印をいただきました。
続けて、川越氷川神社へ。谷保天満宮で買い求めた神社用のご朱印帳がそろそろ終わりなので、ここで新しいのを買いました。ご利益は縁結び。縁結びはもういいかなあと思っていたのですけれど、人と人の縁、仕事の縁は欲しいなと思い、お参りしました。女性が多く、とてもにぎわっていました。


533年の飛鳥時代創建の歴史ある神社です。お守りは華やかで可愛らしいものが多く、購入すると、鈴をシャンシャン鳴らして清めてから(?)渡していました。境内に犬の頭に似た戌岩(いぬいわ)というものがあり、「触るといいことがあるって!」と長女に勧められましたが、説明書きを読んでみると、「妊婦さんが撫でると、安産になるといわれております」……なので、触りませんでした。

新しいご朱印帳を買いました。華やか! いわゆる「可愛いご朱印帳」によく選ばれています。


境内にある八坂神社のほか、三芳野神社のご朱印もこちらでいただけます(八坂神社の写真を撮り忘れました)。
少し戻って、三芳野神社へ。ここは童謡「とうりゃんせ」発祥の地と言われています。ご利益は学業成就・合格祈願・必勝祈願。


ご朱印は川越氷川神社で先にいただきました。
お昼を食べて、いろいろなお店をのぞいたり、食べ歩きをしたりしながら、本川越方面に向かう途中、蓮馨寺が見えました。子育て・安産がご利益なので、今回はいいかなあと寄らないつもりだったのですが、境内の桜があまりにもきれいだったので、吸い寄せられるように中へ。



そういえば、まだ子育ては終わっていませんでした……。
ここも川越七福神のひとつで、福禄寿が祀ってあります(やっと、大黒天、恵比寿天以外の神様に会えました)。ご利益は幸福、延命。ひとつのお寺で安産・子育てから延命まえ祈願できるなんて、「ゆりかごから墓場まで」みたいですね。

ご朱印をいただき、お線香を買って、子育て祈願をしました。映画『6才のボクが、大人になるまで。』では、子ども2人を大学に送り出した母親が「わたしの人生にあと残されているのは、自分の葬式だけ!」と嘆いていたっけ。アメリカでは高校卒業=子育て終了なのかな。我が家の子育て終了はいつになるのやら。
続いて、川越熊野神社へ。ご利益は開運・縁結び。


娘たちが足踏み健康ロードで遊ぶ間に、参拝し、運試し輪投げををしたり、ヘビにさわったりしました。ヘビのこと、神社の公式サイトに何も書いてないのだけれど。最近置かれたのでしょうか。

ご朱印をいただきました。
最後に寄ったのは、出世稲荷神社。ご利益は名前の通りの出世のほか、五穀豊穣や商売繁盛も。


境内にある2本の大イチョウは市指定天然記念物だとか。社務所は閉まっていて、たぶんご朱印はないものと思われます。公園が併設してあって、参拝しているあいだ、娘たちはシーソーに乗って遊んでいました。十数年ぶり? 子どものころと違って、大人にとって、シーソーはどちらが重いかストレートに示す残酷な道具でしかありません。わたしたちが楽しそうに見えたのか、小さな女の子がやってきて乗りたそうにしていたので、場所を譲りました。
神社と寺院ばかり行ったわけではなく、お店もいろいろとのぞきました。一番印象に残ったのは、麻彦商店。曲げ輪弁当箱、曲げ輪おひつ、せいろ等を製造販売しているお店で、今回は次女の竹ぐしを買っただけだったけれど、今度行ったらご店主おすすめの曲げ輪弁当箱をぜひ購入したいと思います。
天気に恵まれ(暑いほど!)、桜も美しく、楽しい春の一日となりました。
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